- しょうき
- I
しょうき【勝機】戦いや試合に勝てる機会。 勝つチャンス。II
「~をつかむ」
しょうき【匠気】芸術家・職人などが, 技術・技巧に趣向をこらす気持ち。→ 市気IIIしょうき【商機】(1)取引によい機会。「~に敏である」
(2)商売上の機密。IVしょうき【将器】大将たるにふさわしい器量・人物。Vしょうき【小器】(1)小さい器。(2)度量・人物の小さいこと。 また, その人。⇔ 大器VIしょうき【小機】〔仏〕 小乗の教えしか理解できない劣った宗教的素質。 また, それを有する人。 声聞(シヨウモン)と縁覚(エンガク)。⇔ 大機VIIしょうき【小気】気の小さい・こと(さま)。 小心。⇔ 大気※二※「正直~の左中将/思出の記(蘆花)」VIIIしょうき【抄記】抜き書きすること。 また, そのもの。 抄録。IXしょうき【掌記】(1)書き役。 書記。 右筆(ユウヒツ)。(2)明治初期に設けられた修史館の職員。 群書の校録, 図書の管理をつかさどった判任官。Xしょうき【正忌・祥忌】人の死亡した月日と同じ月日。 祥月(シヨウツキ)命日。XIしょうき【正機】〔仏〕 教化・救済を受ける条件を適切に備えている人々。→ 気根XIIしょうき【正気】正常な判断力をもっている状態。 気が確かなこと。⇔ 狂気「~を失う」「~の沙汰(サタ)ではない」XIIIしょうき【沼気】沼などで, 沈殿した有機物が腐敗して発生するガス。 メタンなど。XIVしょうき【焼燬】焼くこと。 焼き払うこと。XV「船体を破壊し, 甲板を~し/此一戦(広徳)」
しょうき【瘴気】熱病を起こさせるという山川の毒気。 瘴毒。XVI「山間の駅ゆゑ~冷然たり/伊沢蘭軒(鴎外)」
しょうき【祥気】めでたいことが起こりそうな気配。XVIIしょうき【笑気】⇒ 亜酸化窒素XVIIIしょうき【紹喜】⇒ 快川紹喜XIXしょうき【詳記】くわしく書くこと。 また, その記録。XX「当時の顛末を~する者少く/経国美談(竜渓)」
しょうき【鍾馗】(1)中国の疫病をふせぐ鬼神。 唐の玄宗皇帝の病床の夢に鍾馗と名乗って現れ, 病魔を祓(ハラ)ったので, 画工の呉道士にその像を描かせたことに始まるという。 濃いひげをはやし, 黒衣, 巨眼の姿で剣を帯びる。 日本では五月人形に作ったり, 朱刷りにして疱瘡(ホウソウ)よけの護符などとした。 鍾馗大臣。(2)旧日本陸軍の二式単座戦闘機。 速度と上昇力を重視して大馬力エンジンを搭載。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.